2011年8月20日土曜日

矢代まさこ ようこシリーズ『見えない流れ』





少女まんがファンに読んで欲しい作品が矢代まさこさんの「ようこシリーズ」。
若木書房から1964年から1966年にかけて28冊刊行された書き下ろし貸本まんがです。
共通しているのはヒロインの名がようこ、という設定の1冊完結のシリーズ。

ドラマ「ゲゲゲの女房」でも貸本まんが家の悲哀が描かれていましたね。
まんが家といえば、裸電球+ミカン箱で執筆というイメージは貸本まんがから出たものかもしれないですね・・・。

ようこシリーズは24年組や後続の少女まんが家に影響を与えた作品としてして名高いのですが、
不思議なことに復刻されないんですよね・・・。
なぜなんだろう・・・?復刻が待たれます。

この『見えない流れ』というのはシリーズ5作目にあたる異色作です。
サスペンスタッチの復讐譚。
これは映画『悪い種子』の翻案ですね。
(本人の意志ではなく、シリアルキラーの娘であるという「血」のせいで連続殺人を犯してしまうというはなしです)
同じ題材のわたなべまさこさんの『聖ロザリンド』より前に描かれた作品だと思うので、矢代さんの選んだテーマの先鋭性をあらわしているのかも…。



2011年8月19日金曜日

シロモ

    
   
母にシロモ買ってきて、と言われたので手芸やさんに行ってきました。
シロモ、というのがしつけ糸を指しているということは知っていたのですが、
漢字にしたら「白毛」なんですね!
考えてみたら当たり前ですが、今まで気付きませんでした…。
ちなみに、色付のしつけ糸は「色毛」と書いて「イロモ」と言います。
うちでは白かピンクを使うことが多いですね。
端切れを巻いて使っています。
絡み防止のためかな?
祖母んちでもそうして使っていました。
他の家ではどうなんだろ…?
     

2011年8月17日水曜日

1964年のドレスメーキング

     
    
    
    
洋裁の雑誌といえば…
ドレスメーキング(ドレメ)か装苑♪
ドレメのほうがシックかなあ、という印象。
装苑もかわいいので両方オススメですjケド。

母いわく、装苑よりドレメは細身らしいです。
わたしは型紙を作れないため実証できていないのですが…。

この本は表紙にひかれて買いました。
中野まんだらけで(笑)
   
1964年はまだスカートは長めですね。
色数が抑えめで爽やかです。
白い手袋をはめている!のがかわいいです。
まねしたくなりますね。
    
    

2011年8月6日土曜日

ルル子の映画手帖 7月

     
『アリ』(2002)
『ソウルメン』(2008)
『旅籠屋騒動』(1939)
『仇討膝栗毛』(1936)
『長崎の夜』(1948)
『ゴーストワールド』(2001)
『ある殺し屋』(1967)
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 』(2011)
『薄桜記』(1959)
『ザ・リッパー』(1982)
『或る女』(1954)
『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』(1977)
『夕凪』(1959)
『赤い靴』(1948)

恐るべき7月…!
1作しか観ていない新作が『もしドラ』…!!
森一生監督特集にばっか行ってたみたいです…。
淡島千景×若尾文子の『夕凪』がよかったです。
『日本橋』よりバトル要素が強くなっていて見ごたえがありました♪

ほかにDVDで寅さんシリーズ、セントオブウーマン、私は泣かない、など。