2013年6月29日土曜日

「ウィーン奇想曲 後編」神奈幸子



ほしかった『別冊少女フレンド』を見つけたので狂喜乱舞です!!
1972年7月号。亜土ちゃんの表紙がキュ~ト☆
  
お目当ての作品は・・・
  

神奈幸子さんの『ウィーン奇想曲』!!
クライスラーの名曲がそのままタイトルになっている作品。
数奇な運命が奏でられそうな予感でワクワクしますね・・・。


この号は後編なのでまずはあらすじ・・・。

  
このヒロインの立ち姿・・・。
すてきすぎますね・・・。
この頃の神奈さんの絵は丸顔からほっそりし始めた時期でプロポーションがよいのです・・・。
髪の毛がゆたかでウエストが細くて足も長すぎるという!!
主線も細すぎずしなやか!!
ヴァイオリンの先生だと思っていた方が実のお父さんだったという少女まんがの王道の設定!!!
潔いです!!!
よくある話だよね・・・などとは言わないで読んでみてくださいね!!!
(と言っても、単行本になっていないので図書館などに行かないと読めないですが・・・)


実の父であることがわかったにもかかわらずマリアに冷たいままのノイラート先生・・・。
傷ついたマリアの心を慰めてくれたのは兄弟子のフランツ・・・。
「ふしぎ・・・・・・だわ フランツがいっしょに ひいてくれると・・・ なんだか とても 自然に音が 流れ でてくる・・・」
  

フランツの優しさがマリアにはあたたかくて・・・。
「フランツ・・・・・・ あ ありがとう・・・・・」
  
  
しかし・・・幸せな時間は長く続きませんでした・・・。
肺がんが悪化しヴァイオリンのコンクールを棄権することになってしまったフランツ・・・。
ヴァイオリンの情熱をマリアに託します・・・(泣)
  

スゴク展開が早いんですが、代わりに出場したマリアがコンクールで入賞・・・!!
「入賞はしたが まだ まだ 未熟である ことをわすれるな」
やはりマリアにはきびしいノイラート先生です・・・。
  

ムジークフェラインでウィーンフィルと共演が決まったマリア・・・!!
すごいですね!!
フランツも病をおして聴きに行きたいと強く願いますが・・・。
 
  
ムジークフェラインの描写が凝っていますね♪すてき~。
マリアの衣装もかわいい!!
フランツも来ています・・・。
  

神に召されたフランツの前にして親子の愛を交わすノイラート先生とマリア・・・(号泣)
「わたしが いままで まちがっていたのだ」
「サクラをわすれるためにだけ バイオリンをひいてきたのだった・・・」
先生も苦しかったんですね・・・。


またもや展開が早くて3年間が経っていました!
その間ウィーンで演奏活動をしていたみたいです。

実の父親であるノイラート先生が芸術とは何かを語る名場面。
台詞多い!!
ドイツの文豪トーマス=マンの言葉をひいて、芸術は「のろい」であると!!
でも、マリアの芸術は「愛」であり、「愛」は「のろい」に勝ると!!
すごいダイナミックな演説ですがかっこいい・・・!!?
父をもしのぐ芸術家に成長したマリアに日本に帰るように言い渡します。
  

マリアのヴァイオリンはノイラートパパから受けついだもので、クライスラーからおくられたストラディヴァリウスらしいです。
すごい名器ですね・・・。
 

聴衆の前で実の父について明かすマリア・・・。
姿を消してしまったノイラートパパはスイスの山中で隠遁生活をしているとのこと。
「愛のプレリュード」を作曲して日本まで送ってくれました・・・。
この作品を育ての父親と共に披露して物語はとじられます・・・。 
エピソードがおさまりきらなくてネームがぎっしりになっている部分もあるんですが、ドラマチックなマリアの青春物語が華やかに表現されていて面白かった~。
神奈さんは単行本になっていない作品がたくさんあるのでこれからも色々探してみます!

  

目次はこんなかんじです!
豪華すぎて胸が高まりますね・・・。
  


   

2013年6月26日水曜日

ストライプリネンのうしろまえブラウス



リネンのブラウスをつくりました♪
ルル子母のブラウスをリメイクしています。
重みのある上質なリネンなので縫っていて楽しかったです。
前回つくったワンピースが失敗に終わったので今回は前にも作ったことがあるパターンを使いました。
伊藤まさこさんのロブ・ルージュという本です。
ボートネックって好きなんですよね~。似合ってるかは微妙なんですが・・・。
  

実は・・・!
今回もルル子は失敗してしまいました!!
後ろあきにする予定が、前あきにしてしまったんです!!
胸のダーツがあるのが見えますよね(笑)
あまり気にしないでうしろまえで着ようと思います・・・。
トホホ・・・。
  



2013年6月21日金曜日

ハローキティのセーター



里中満智子さんの『悪女志願』を読んでいたら・・・。
シリアスな告白シーンでハローキティのセーターを着ているのが気になってしまいました。
いくらかっこいいせりふを言ってみても決まらないような・・・?


「あなたの ストーリーを 読みたい」
きざ~!!!
でもキティちゃん!!
(笑)
  
『悪女志願』は1977年から79年まで『ヤングレディ』で連載された作品です。
ヒロインの聖子さんが色んな男性と恋愛をしながら「男女の愛」について考察していくのですが、登場する男性キャラがどれも夢がなくて・・・。
『ヤングレディ』は少女まんがを卒業した大学生やOL、主婦が対象の雑誌だと思うんですが、ここまで王子様などいない式だと悲しくなりますね・・・。
ヒモ状態の学生とか、離婚してくれない大学教授とか、どれも出会いたくない系!!
『ヤングレディ』がどんな雑誌か気になってきたので近々国会図書館へ行こうかな~。
   

2013年6月20日木曜日

コードレーンでスカラップワンピース・・・☆


以前に購入したヴォーグの型紙で作りました♪
見返しを使ってスカラップを作るのが楽しかったです。
初めて海外製の型紙を使ったので苦戦してしまいましたが・・・。
自分の体型より小さい型紙だったので調整するのがえらく大変で!!
何回もほどいてやりなおした~!!
最終的にもあまりきれいにできなかったんですが、ルル子母が失敗は成功の母と慰めてくれたので、次回作でまたがんばります・・・!!
 

2013年6月18日火曜日

『ミニの女王』第1回 坂本ミドリ


 『なかよし』1970年1月号のふろくまんがだった「ミニの女王」です♪
坂本ミドリさんの作品は初めて読みました。
  

中のとびら絵はこんなかんじ!
すっきりとしたかわいい絵ですね~。
なんとマリー・クワントのお話なんです! 
  
ニュールック調ワンピ
エリザベス女王が学校に視察に来ると聞いても「ばかみたい」の一言で一蹴。
チョットかわった少女マリー。
  

当日はお手製のミニスカートで現れ周囲を驚かせます!
ローウエストのマイクロミニがすてきですね!
  


進歩的なマリーを 「わが校の害虫だわ・・・」と親指をかむレディ・コーデリア。
マリーとは対照的は黒髪ストレート美人。
何やら不穏な空気が・・・。


と思いきや!
仮装パーティに着ていくドレスをマリーにリメイクしてもらったのをきっかけで仲良しになってしまいました(笑)
  

 マリーの新鮮なリメイクドレスで仮装パーティで大活躍したマリーとコーデリア。
「きみのデザインは ただの 気まぐれ じゃなく 若者の心の さけびだ!」
ドラマティックな展開の予感!!

卒業後にブティックを出して活躍が始まるところで第1回は終わっています。
2回目ではツイッギーとか出てくるかな?
続きも探してみま~す。
  

裏表紙もかわいい!
  





2013年6月11日火曜日

岡田奈々さんの『かざらない青春』


  
75年を代表するアイドルといえば岡田奈々さん!
(ですよね?)
ルル子は『かざらない青春』がお気に入りです。
代表曲の『青春の坂道』に比べたら暗いというか控えめな作品なんですが、岡田さんのひたむきなアプローチが泣けるんですよね・・・。
松本隆さんの作詞による太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』のヴァリエーションみたいな作品で都会に行ってしまった恋人を待ちきれず追いかけていくという粘着展開です・・・。
きらいですか?と、恋人を問いつめるコワイ箇所もあるんですが、こんなかわいらしい方ならOKですよね?
2つの作品を比べてみると面白いので興味のある方は歌詞検索をしてみてください~。


フードをかぶっているシリーズで南沙織さんの『女性』も♪
有馬三恵子さんと筒美京平さんというゴールデンコンビが手がけた作品です。
『女性』というタイトルがシンプルでかっこいいですね。
ジャケットもシンプルで美しいです~。
歌詞には花嫁、とか好きな人との命、などが出てくるので結婚直前なのかな?とか幸せな想像がふくらみます・・・。
華やかなストリングスのアレンジとサビで声を張る南さんの歌唱があいまってスケールの大きい作品になっていると思います。
青春もので成長を綴ってきたシンシアにぴったり~。
  
アイドルさんのジャケットは見てるだけでときめきますね。
    

2013年6月10日月曜日

『週刊少女フレンド』1975年17号



ムフフ♪
またもや大和和紀さんが表紙の週フレで~す。
しかも紅緒さんと少尉!
「はいからさん花の大百科」というカラー口絵つきです。
   

まずは「わたしの少尉」というピンナップ。
上下ベージュという上級コーディネートも難なくこなしていますね!
手にもったりんどう?もさわやか~。

  
紅緒さん大解剖!!
女学生時代も職業婦人時代もかわいいんですよね。
明治34年生まれかあ~。
161センチで45キロは現代風プロポーションですね。
ルル子祖母は昭和2年生まれで160センチなんですが肩身のせまい思いをしたみたいです・・・。
紅緒さんも長身だったかもしれないですね!?
 

超ハンサム4人の完全プロフィール!!
はいからさんの人気の秘密は紅緒さんの型破りなキャラクター(笑)とハンサム4人衆ですよね。
4人ともすてきですね~。  
蘭丸くん以外はみんな長身で細身ですね・・・。
少女まんがのヒーローの条件ですね!!


名場面集・・・(涙)
少尉との出会いから再会まで・・・。
美しいカラーで見るとトキメキ倍増ですね・・・。
下のほうには紅緒さんと大和さんの対談も!!
  

はいからさんを彩る楽しい脇役たちにもスポットライトが・・・!
テレビアニメで見ていても楽しかったですよね。
ロマンチックなシーンとコメディの落差が激しすぎて面白かったな~。
左のページにはメインキャラのこまかい設定が!!!
紅緒さんは少女まんがでは珍しいどぶろく好きのヒロイン。
 
  
目次はこんなかんじです。
ブックバンドほしいなー。
  




  


2013年6月6日木曜日

『週刊少女フレンド』1974年22号


大和和紀さんが表紙の週フレのかわいさがすごい!!
巻き毛とそばかすちゃん♪
 
児童館の蔵書だったらしい!
もくじはこんなかんじです!
現在の雑誌にくらべると見出しが少な目かな・・・?
里中さんの代表作「アリエスの乙女たち」が絶賛連載中。
石森先生のギャグまんがもあるんですよー。


じゃーん!大和さんの華麗なる扉絵。
シオンくんと流花ちゃんが一緒に暮らし始めたあたりのお話でした。
みにくいあひるの子設定の流花ちゃんですが大和さんのペンタッチが麗しすぎて、美少年のシオンくんに負けていないですね!!
 
何か気になる見出しはありましたか?
面白い作品があったらご紹介しますね~。  
  

2013年6月4日火曜日

いまどきの紙袋♪


「いまどきのこども」グッズがまた見つかりました!
また出てきました!
しかも!
お買い物をした時にもらえる袋!
かわいかったので保管してたみたいです~。
    



牧美也子さんのふでばこ


牧美也子さんのかわゆいふでばこ。
「Mylene」ちゃんという少女なのかな?
こんなステキなふでばこを持っていたらクラスで羨ましがられちゃいますね!
 

  

裏にも花びらと少女が・・・!
牧さんのサインも。
  

中には時間割がついています。
忘れものしないように確認しないとですね~♪
  

2013年6月1日土曜日

『マーガレット』1972年35号



「ベルサイユのばら」が連載されている『マーガレット』が見たいな・・・と思っていたので購入してみました。
お待ちかね!山本鈴美香さんが新連載。
忠津さん、西谷さん、本村さんらのスタア作家も連載中です。
有吉京子さん、柴田あや子さんの名前もあるのが70年代だなあ・・・と実感します。
お目当てのベルばらはオスカル様がロベスピエール君に会ってショックを受ける回でした・・・!
さりげなく重要なエピソードですね!!